今回紹介するミリタリージャケットは、1953年に B-15C フライトジャケットの後期モデルとして登場した B-15D に一部改修を加えテストサンプルとして製作された B-15D MOD(モディファイド)になります。
MOD(モディファイド)とは、改修や一部変更・手直しを意味するもので、B-15D の場合は、当初は B-15C に見るムートン製の襟が取り付けられていましたが、軍用機の進化に伴いプロペラ機からジェット機への転換が進みつつあった1955年代に、ヘルメットの導入によって邪魔になったムートンの襟を取り払いリブに変更したことが MOD(モディファイド)になります。
B-15D MOD フライトジャケットは B-15 シリーズの最後のタイプとなり、ボディーカラーはセージグリーンとなって、見た目は1955年に採用された初期型の MA-1 に近いデザインになっています。
HOUSTON ヒューストン B-15D MOD フライトジャケットについて
今回レビューするミリタリージャケットは、HOUSTON ヒューストン の B-15D MOD フライトジャケット No,5006 でサイズは 36(S)になります。
以前紹介した HOUSTON ヒューストン B-15C フライトジャケット の後継モデルになりますが、特徴的なムートンの襟ボアは排除され、シェルの色もセージグリーンに変更されたことで初期型の MA-1 に限りなく近い形になっています。
襟と色以外のディテールはほぼ B-15C と変わらず、胸元には酸素マスクのホースやコードなどをクリップで留めるためのボックスタブが付き、両脇には機内通話装置(ICS)のコードを留めるためのループタブなどが忠実に再現されています。
また、裏地の襟下にある黒ラベルは、モディファイドであることを示す白ラベルが付加されており、細部に至るまで再現された一着になっています。
HOUSTON ヒューストン B-15D MOD フライトジャケットのサイズ
【平置き実寸法 36(S)】
肩幅:46cm
身幅:55cm
着丈:61cm
袖丈:59cm
※各部寸法の測り方
HOUSTON ヒューストン B-15D MOD フライトジャケットの肩幅と身幅
HOUSTON ヒューストン B-15D MOD フライトジャケットの肩幅と身幅は、インナーがロンTやネルシャツで動きやすくちょうど良いサイズ感です。
インナーに厚手のスウェットやセーターを着ると少し窮屈に感じるので、重ね着をする方は1サイズ上の 38(M)をおすすめします。
HOUSTON ヒューストン B-15D MOD フライトジャケットの着丈と袖丈
HOUSTON ヒューストン B-15D MOD フライトジャケットの着丈は平置きで 約61cm ありますが、私の理想は 59cm・60cm なのでわずかに長めに感じます。
ちなみに、以前紹介した HOUSTON ヒューストン B-15C フライトジャケット の着丈が 約59cm ですが、これぐらいが私のベストサイズです。
HOUSTON ヒューストン B-15D MOD フライトジャケットの袖丈は、長過ぎず短過ぎずでちょうど良いサイズ感です。
HOUSTON ヒューストン B-15D MOD フライトジャケットの素材と洗濯表記
HOUSTON ヒューストン B-15D MOD フライトジャケットの素材は次のようになっています。
表地:ナイロン 100%
裏地:ポリエステル 100%
リブ:アクリル 100%
中綿:ポリエステル 100%
HOUSTON ヒューストン B-15D MOD フライトジャケットの洗濯表記は、ドライクリーニングのみOKで、すべての溶剤で通常処理となっています。
最後に…
今回は HOUSTON ヒューストン の B-15D MOD フライトジャケット No,5006 Mサイズ についてレビューしてきましたが、私(165cm 60kg)のサイズ感としては着丈がわずかに長く感じる程度で、その他はちょうど良いサイズ感でした。
ただし、私の場合はインナーはロンTやネルシャツといった薄手のものになりますので、厚手のスウェットやセーターなどと合わせる場合は、1サイズ大きい 38(M)をおすすめします。
また、見た目こそ初期型の MA-1 に近いものがありますが、HOUSTON ヒューストン の B-15D MOD フライトジャケット は比較的タイトな作りになっているので、本物の MA-1 っぽく袖や身幅にボリュームが欲しいという方も、1サイズ大きめのサイズをおすすめします。
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