今回紹介するミリタリージャケットは、1955年より米空軍に採用されたMA-1の MIL-J-8279 の第6モデルとなる MIL-J-8279E を忠実に再現し、民間用にアレンジされた AVIREX アヴィレックス MA-1 フライトジャケット コマーシャル ロゴ です。
MA-1に関しては、以前に HOUSTON ヒューストン MA-1 フライトジャケットのレビュー でも紹介していますが、こちらは第5モデルのタイプDとなり両サイドのポケットにフラップが付いていませんが、今回紹介するタイプEではフラップ付のスラッシュポケットになっています。
ライニングはタイプDと同様にレスキューオレンジでリバーシブル仕様になっていますが、タイプEではグレーのライニングも共存していたと言われています。
また、フロントファスナー内にあるストームフラップ（前立て）は初期型は上端に角があり三角ステッチが施されていましたが、タイプEではストームフラップの上端が丸くなり縦ステッチ（三角ステッチ共存）になっています。
このように細かな改良を重ねて進化してきたMA-1ですが、CWU-45/P が登場するまでの20年間は全体的な形状はほぼ維持されており、MA-1がいかに機能的で実用的だったかをうかがい知ることができます。
AVIREX アヴィレックス MA-1 フライトジャケット コマーシャル ロゴについて
今回レビューするミリタリージャケットは、AVIREX アヴィレックス MA-1 フライトジャケット コマーシャル ロゴ No,6102171 でサイズは M になります。
「コマーシャル ロゴ」が示すように、こちらの MA-1 フライトジャケット はシリーズ最終となる第6モデル MIL-J-8279E を民間用に改良し、背面に「AVIREX USA」のロゴのパッチが施されている AVIREX の代表作とも言うべきジャケットです。
民間用と言ってもメーカーによるマイナーチェンジは幾度となく繰り返されており、こちらの No,6102171 は旧品番の No,6162164 よりも身幅、アームホールにゆとりがあり、原型により近いシルエットになっています。
最大の特徴は中綿に使われている素材で、優れた耐久性と羽毛のように軽くて温かい「サーモライト」を採用しているので、格好の良さに加えて優れた防寒性も兼ね備えたジャケットになっています。
AVIREX アヴィレックス MA-1 フライトジャケット コマーシャル ロゴのサイズ
【平置き実寸法 M】
肩幅：46cm
身幅：56cm
着丈：61cm
袖丈：64cm
※各部寸法の測り方
AVIREX アヴィレックス MA-1 フライトジャケット コマーシャル ロゴの肩幅と身幅
AVIREX アヴィレックス MA-1 フライトジャケット コマーシャル ロゴの肩幅は、インナーがロンTやネルシャツでやや余裕がある感じで、厚手のセーターやスウェットでちょうど良いサイズ感です。
AVIREX アヴィレックス MA-1 フライトジャケット コマーシャル ロゴの身幅は、厚手のセーターやスウェットでもやや余裕があります。
こちらの No,6102171 は旧品番の No,6162164 よりも身幅、アームホールにゆとりがある作りになっているので、重ね着をしても動きやすくストレスを感じることなく着ることができます。
AVIREX アヴィレックス MA-1 フライトジャケット コマーシャル ロゴの着丈と袖丈
AVIREX アヴィレックス MA-1 フライトジャケット コマーシャル ロゴの着丈は 約61cm ですが、個人的には少しだけ長めに感じます。
AVIREX アヴィレックス MA-1 フライトジャケット コマーシャル ロゴの袖丈は 約64cm で、こちらも少し長めになります。
しかし、同じサイズの HOUSTON ヒューストン の MA-1 に比べるとわずかに小さめの寸法なので、AVIREX アヴィレックス の MA-1 の方が自分には合っている感じです。
AVIREX アヴィレックス MA-1 フライトジャケット コマーシャル ロゴの素材と洗濯表記
AVIREX アヴィレックス MA-1 フライトジャケット コマーシャル ロゴの素材は以下の通りです。
【表地】
ナイロン 100％
【裏地】
ポリエステル 100％
【中綿】
ポリエステル 100％
【リブ】
アクリル 62％
毛 27％
ポリエステル 9％
ポリウレタン 2％
【飾り部】
合成皮革
【パッチ】
ポリエステル 100％
AVIREX アヴィレックス MA-1 フライトジャケット コマーシャル ロゴの洗濯表記は、石油系溶剤でのドライクリーニングで弱い処理となっています。
最後に…
今回は AVIREX アヴィレックス MA-1 フライトジャケット コマーシャル ロゴ についてレビューしてきましたが、このジャケットのポイントは、やはり何と言っても背面に施されたブランドネームの「AVIREX USA」のパッチと、中綿に使用されている「サーモライト」でしょう。
私が持っている AVIREX MA-1 は2023年モデルですが、以前のモデルでは「AVIREX USA」のパッチが経年劣化によって文字面の剥がれ等が見られましたが、No,6102171 からは経年劣化しにくい素材に改良されています。
また、AVIREX アヴィレックス MA-1 フライトジャケット コマーシャル ロゴ の中綿は、ハイロフト中綿よりもかさばらず、ソフトでしなやかな中綿素材となっており、独自のファイバーの組み合わせにより空気を多く取り込み軽量でも優れた保温性があります。
MA-1 は人気の高いジャケットだけに似たような商品が数多く流通しており、ときにはホームセンターや作業服専門店などにもぶら下がっていますが、本物志向で選ぶなら高いクオリティーと存在感のある AVIREX アヴィレックス MA-1 フライトジャケット コマーシャル ロゴ が断然おすすめです。
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