BUZZ RICKSON’S ウィンターコンバットジャケット(タンカースジャケット)のレビュー

BUZZ RICKSON'S ウィンターコンバットジャケット(タンカースジャケット)のレビュー

今回紹介するのは、BUZZ RICKSON’S のウィンターコンバットジャケットです。
ウィンターコンバットジャケットというよりも、タンカースジャケットといった方がなじみがあるかもしれませんね。
このタンカースジャケットもミリタリージャケットを語る上では、欠かすことのできない定番中の定番のジャケットと言って良いでしょう。

タンカースジャケットは、1941年に米軍の戦車部隊の搭乗員が着る冬用のコンバットジャケット(戦闘服)として開発されました。
しかし、当時の米陸軍の冬季装備は不足しており、タンカースジャケットは戦車部隊だけでなく歩兵部隊やフライトジャケットとしても使用されていました。

私が持っているタンカースジャケットはパッチポケットの初期型で、翌年に採用された後期型はスラッシュポケットにモディファイされています。
また、1943年にはあらゆるコンディションに対応したM43フィールドジャケットという戦闘服が採用されたことから、タンカースジャケットは短期間の限定的な採用になりました。

BUZZ RICKSON’S ウィンターコンバットジャケット(タンカースジャケット)について

BUZZ RICKSON'S ウィンターコンバットジャケット(タンカースジャケット)について
今回私がレビューするのは、Buzz Rickson のウィンターコンバットジャケット(タンカースジャケット)【BR13113】で、サイズは 36(S)です。
こちらはパッチポケットの初期型で、両腕に2等軍曹の階級章、そして左腕には第二機甲師団の部隊章のパッチが付いた通称FURY(フューリー)モデルとも呼ばれている物です。

FURY(フューリー)とは、第二次世界大戦時のアメリカ軍とドイツ軍の戦争を描いた映画で、その中に出てくる戦車「シャーマン」の愛称が FURY(フューリー)でした。
そして、その車長である ブラッド・ピット 演じる ドン・コリアー 二等軍曹 が着ていたのがまさにこのデザインなのです。

FURY(フューリー)を観たミリジャケコレクターの多くは、きっとこのFURY(フューリー)モデルを手にしていることでしょう。

BUZZ RICKSON’S タンカースジャケットのサイズ

BUZZ RICKSON'S ウィンターコンバットジャケット(タンカースジャケット)のサイズ
【平置き実寸法 36(S)】
肩幅:46cm
身幅:55cm
着丈:57cm
袖丈:58cm
各部寸法の測り方

BUZZ RICKSON’S タンカースジャケットの肩幅と身幅

BUZZ RICKSON'S ウィンターコンバットジャケット(タンカースジャケット)の肩幅と身幅
私が持っている Buzz Rickson のタンカースジャケット 36(S)の肩幅は、実寸で 46cm です。

写真ではインナーにロンTを着ていますが、これでちょうど良い感じです。

背面に肩から裾リブにかけてアクションプリーツが施されているので、肩や腕は動かしやすいです。

身幅も肩幅同様アクションプリーツが施されているので、見た目以上に胸周り・胴周りは余裕があります。

BUZZ RICKSON’S タンカースジャケットの着丈と袖丈

BUZZ RICKSON'S ウィンターコンバットジャケット(タンカースジャケット)の着丈と袖丈
個人的にはタンカースジャケットはで着丈短め・袖丈短めで着るのが格好良いと思っています。

…というのも、そもそもタンカースジャケットは、狭い戦車の中で活動しやすく作られているので、着こなしとしても着丈短め・袖丈短めが当たり前と思われるからです。

現に、映画 FURY(フューリー)に出てきた ドン・コリアー 二等軍曹 が着丈短め・袖丈短めでタンカースを着ていますが、やはり格好良いです。

私ぐらいの身長(165cm)なら、Buzz Rickson 36(S)で着丈は裾リブがちょうどベルト位置になりますし、袖丈も袖リブが埋もれてしまうことはありません。

また、腕を前方に伸ばしても、アクションプリーツにより袖リブがずり上がることもありません。

BUZZ RICKSON’S タンカースジャケットの素材と洗濯表記

BUZZ RICKSON'S ウィンターコンバットジャケット(タンカースジャケット)の素材
素材はシェル(表地)が厚手のコットンツイルで耐水・耐風性を高められており、ライナー(裏地)はウールを使用することで耐寒性が高められています。

また、肩から背中にかけてアクションプリーツが設けられており、肩から腕にかけて動かしやすくなっています。
 
BUZZ RICKSON'S ウィンターコンバットジャケット(タンカースジャケット)の洗濯表記
洗濯は石油系溶剤によるドライクリーニングで弱い処理となっています。

最後に…

BUZZ RICKSON'S ウィンターコンバットジャケット(タンカースジャケット)のまとめ
ウィンターコンバットジャケット(通称=タンカースジャケット)は、ミリタリージャケットの中でも定番中の定番であるため、ミリジャケコレクターなら1着は持っておきたいジャケットのひとつと言えるでしょう。

タンカースジャケットのサイズ選びは、好みにもよりますが個人的には着丈短め・袖丈短めで、インナーはロンTやネルシャツといった薄手のインナーがおすすめです。

参考にしたいのは、先にも書きましたが映画「FURY」の ブラッド・ピット 演じる ドン・コリアー 二等軍曹 もそうですが、映画「タクシードライバー」の主演 ロバート・デ・ニーロ 演じる トラヴィス・ビックル も着丈短め・袖丈短めのタンカース(後期型)を着ています。

近年は若者を中心にオーバーサーズの着こなしが流行のようですか、大戦時のミリタリージャケットを着るならその当時の着こなしを参考にしてみるのもオシャレかもしれませんよ。

身長 165cm と低身長の私は、もちろん 36(S)をチョイスしました。

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