今回紹介するミリタリージャケットは、1973年に MA-1 の後継モデルとして米海軍に採用された CWU-45/P フライトジャケットです。
その後、1976年には米空軍も採用され、現在では米陸軍や海兵隊にも採用されています。
CWU-45/P フライトジャケットの最大の特徴は、何と言っても機内に火災が発生した際に、パイロットや搭乗員の生存率を高めるために採用された難燃素材 ノーメックス(ポリアミド)の採用です。
レプリカ品でもノーメックスを使ったジャケットが市場に出回っていますが、ノーメックスを使用すると価格が高額になるため、民生品の多くは販売価格を抑えるためナイロン素材が使われています。
初期型のモデルには腕や肩の動きを妨げないようにアクションプリーツが設けられていましたが、狭い機内で機器への干渉が問題となり、後期型のモデルでは廃止となっています。
HOUSTON ヒューストン CWU-45/P フライトジャケットについて
私が今回レビューするミリタリージャケットは、実物の質感を忠実に再現した HOUSTON ヒューストン CWU-45/P フライトジャケット No,5CW45P でサイズは XS です。
素材は実物のノーメックスの風合いに近づけるために、独自の肉厚のある太畝のナイロン素材を使用し、独特な光沢も再現されています。
また、中綿入りのヘチマキルティングのライニングにより、高い防寒性を実現しています。
大きく目立った両サイドのフラップ付ポケットは実用性も高く、ポケットの開口部がフラップで折り返しになってるので、中の物を落とす心配がありません。
ほかにも、肩周りには深めのアクションプリーツが設けられているので、ストレスを感じることなく着用することができます。
HOUSTON ヒューストン CWU-45/P フライトジャケットのサイズ
【平置き実寸法 XS】
肩幅:50cm
身幅:57cm
着丈:62cm
袖丈:59cm
※各部寸法の測り方
HOUSTON ヒューストン CWU-45/P フライトジャケットの肩幅と身幅
HOUSTON ヒューストン CWU-45/P フライトジャケットは、サイズが XS でも肩幅が 約50cm 身幅が 約57cm あるので、インナーがロンTだとかなり余裕があります。
また、肩周りにはアクションプリーツが設けられているので、インナーが厚手のスウェットやセーターでもストレスなく着用できます。
HOUSTON ヒューストン CWU-45/P フライトジャケットの着丈と袖丈
HOUSTON ヒューストン CWU-45/P フライトジャケットの XS の着丈は 約62cm ですが、フロントファスナーをした状態で裾リブがちょうどベルト位置になるので、ちょうど良い感じです。
袖丈は肩幅が大きい分袖リブが完全に埋もれてしまうのではないか…?と心配していましたが、袖丈自体は実寸で 約59cm と短めなので、ちょうど良い長さになっています。
HOUSTON ヒューストン CWU-45/P フライトジャケットの素材と洗濯表記
HOUSTON ヒューストン CWU-45/P フライトジャケットの素材は、表地・裏地共にナイロン100%で、袖リブ・裾リブがアクリル90%・ウール10%、中綿がポリエステル100%になっています。
HOUSTON ヒューストン CWU-45/P フライトジャケットの洗濯表記は、ドライクリーニングのみですべての溶剤で通常処理となっています。
最後に…
今回は HOUSTON ヒューストン CWU-45/P フライトジャケットについてレビューしてきましたが、印象として残ったのは国産(日本サイズ)なのに表記サイズが1・2サイズ大きい感じがする点です。
私は 165cm 60kg で通常なら「S」、物によっては「M」を選ぶところですが、 HOUSTON ヒューストン CWU-45/P フライトジャケットに限っては「XS」を選んで正解でした。
HOUSTON ヒューストン CWU-45/P フライトジャケットの楽しみ方のひとつに、左胸の面ファスナーにお気に入りのパッチが付けられるようになっています。
私はパッチを何枚か持っており、その日の気分で付け替えていますが、今回は米海軍「USS ENTERPRISE COMMANDING OFFICER」を付けてみました。
もし、CWU-45/P フライトジャケットの購入を検討されている方がいましたら、お気に入りのパッチを付けた状態をイメージして検討されると良いと思います。
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