今回紹介するミリタリージャケットは、1955年の採用から1976年に CWU45/P が登場までの長きに渡り、多くの米空軍飛行士に愛されてきた MA-1 フライトジャケットです。
MA-1 フライトジャケットは、米空軍に長期間採用されていたため幾度となく改良が施されており、SPEC:MIL-J-8279 の初期型からはじまり SPEC:MIL-J-8279A ~ F まで、数種類のタイプが存在しています。
なかでも、ライニングにレスキューオレンジを使用した後期型のタイプは、多くのレプリカ商品が市場に出回り、1980年代にはアメカジの代表作として日本に一大ブームを巻き起こしました。
シェルには耐久性に優れたヘビーナイロンツイルが使われており、飛行機の狭いコックピットに対応するため無駄な装備を取り除き、シンプルで洗練されたデザインになっています。
HOUSTON ヒューストン MA-1 フライトジャケットについて
今回レビューするミリタリージャケットは、HOUSTON ヒューストン MA-1 フライトジャケット No,50316 の Mサイズになります。
先にも書いたように、MA-1 フライトジャケットは20年に渡り米空軍に採用されており、その間幾度となく改良が施され、いくつかのタイプがある中で HOUSTON ヒューストン MA-1 フライトジャケット No,50316 は Dタイプ がモデルとなっています。
Dタイプは後期型になるので、ライニングがレスキューオレンジでリバーシブルとなっています。
また、初期型には付いているボックスタブ(別名:オキシジェンホースクリップタブ)やループタブ(別名:ICSコードループ)は取り除かれシンプルなデザインとなっています。
写真では確認できませんが、両サイドのスラッシュポケットと内ポケットの内側には起毛素材を使用しており、ハンドウォーマーとしての機能も高くなっています。
HOUSTON ヒューストン MA-1 フライトジャケットのサイズ
【平置き実寸法 M】
肩幅:47cm
身幅:55cm
着丈:65cm
袖丈:65cm
※各部寸法の測り方
HOUSTON ヒューストン MA-1 フライトジャケットの肩幅と身幅
165cm 60kg で、尚且つフライトジャケットは着丈短めが格好良い…と思っている私ですから、本来であれば Sサイズ を選ぶべきでしたが、今回は Mサイズ を購入しました。
その理由は、オーバーサイズで着るジャケットも1着は持っておきたかったからです。
結果的に、やはり肩幅・身幅はやや大きめになりました。
これぐらいのサイズ感だと、インナーに厚手のスウェット、パーカー、セーターを着ても余裕で動けそうです。
HOUSTON ヒューストン MA-1 フライトジャケットの着丈と袖丈
オーバーサイズは覚悟していましたが、私の身長・体重だと着丈がかなり長くなり、フロントファスナーを閉じても裾リブは完全にお尻の上になりました。
格好悪いですね~。やっぱりフライトジャケットは着丈短めが格好良いです。
袖丈は袖リブのおかげで何とか手首でホールドしますが、腕の部分がダブついてしまいます。
格好悪いですね~。このジャケットは真冬の重ね着用に確定しました。
HOUSTON ヒューストン MA-1 フライトジャケットの素材と洗濯表記
素材は、シェル(表地)がナイロン100%、ライニング(裏地)はポリエステル100%、中綿はポリエステル100%、襟・袖・裾のリブはアクリル95%+ポリウレタン5%になっています。
洗濯表記はドライクリーニングのみOKで、石油系溶剤で通常処理となっています。
最後に…
MA-1 フライトジャケットは、長期間に渡り米空軍に採用されていた長い歴史を持つ王道のミリタリージャケットです。
歴史が長い分改良による変化も顕著で、レスキューオレンジのライニングはその最たる物と言えるでしょう。
MA-1 はコーディネートもしやすく、インナーはネルシャツやロンTのほかスウェットやセーターでも合わせやすいですし、ボトムスはデニムはもちろんチノパンやワークパンツなどでも合いますので、1着は持っておきたいジャケットのひとつです。
また、MA-1 は各ブランドが民間用にアレンジした商品も数多く市場に出回っているので、自分に合ったお気に入りの MA-1 を見つけてはいかがでしょうか。
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